川崎フロンターレvsチェルシーは0-0のスコアレスドローで前半を終えた。前半15分間はチェルシーは基本的にボールを保持することなく、川崎側にボールをもたせることで様子を見ているようだった。スカウティング不足の形ではなく、ピッチコンディションや実際のオフェンスやディフェンス、トランジションの際にどのようなアクションをこなしてくるか「見」の時間帯だった。
ワイドに幅を取るチェルシーは川崎を内側に押し込める。しかし、MF田中碧が抜群のポジショニングでパスコースの選択肢を次々と防ぎ、チェルシー側に攻撃の形を作らせない。しかし、川崎も左サイドから田中とMF齋藤学、LSB登里享平のワンツーで攻撃を作ろうとするも、FW小林悠が触れる前にCBクル・ズマ、CBダビド・ルイスに阻まれてしまう。
前半終盤にかけて、CBジェジエウとMF下田北斗をチェルシーはターゲットに据えてきた。ピッチコンディションが宜しくなく、最後の詰めまで至らないチェルシーではあったが、ジェジエウが徐々にカラダを投げ出さねばFWバチュアイを止められなくなってくるなど、危険性をはらみつつあった。後半は交代枠次第で状態が変わる。MF田中碧とMF長谷川竜也、FWジルーに注目したい。