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清水エスパルス/高校年代の静岡旋風に続いて新スタイルで飛躍の年へ

 伸び盛りの若手とベテランが融合し、躍進が期待された昨シーズンだったが、望外の結果を招いてしまった。社長や強化担当、監督など体制を一新して今シーズンに挑む。社長は異例の野球界から招聘し、GM にはセレッソ大阪を上位に導いた大熊清氏が就任した。そして監督にはポステコグルーの右腕として昨年J1優勝に貢献したピーター・クラモフスキー氏を招聘した。クラモフスキー氏は横浜F・マリノスで踏襲したハイラインハイプレスの攻撃的サッカーをすると公言しているが、昨季リーグワーストの69失点から何失点減り、得点をどれほど増やすことができるかに注目したい。

書き手:Y.K 編集:佐藤祐一

GK・DF

 アメリカ・デ ・カリ(コロンビア1部)で昨シーズン優勝に貢献しベストイレブンに選出されたGKネト・ヴォルピを獲得した。現代的なGKで11人目のフィールドプレーヤーとして、コロンビアで培った経験を日本で発揮したい。テコ入れが必須だったディフェンスラインに多くの選手を集めた。セアラー(ブラジル1部)からセンターバックのヴァウドを獲得。攻撃的なサッカーを志向するにあたってCBに求められることも多く彼ら2人の適応スピードが戦術浸透度と失点減少に不可欠かもしれない。ファン・ソッコや立田悠悟に加えてFC東京から期限付き移籍で獲得した岡崎慎は、能力を見出されてボランチに挑戦してプレーの幅を広げている。
 松原后がシント=トロイデンに移籍した左サイドバックには名古屋グランパスから金井貢史を獲得した。その金井は名古屋グランパスとの契約更新後に移籍した異例のケースだ。

MF

 昨シーズン、チームMVP級の活躍をしたヘナト・アウグストは左前腕骨折で現在離脱している。しかし、竹内涼や河井陽介と長年エスパルスのボランチとして君臨してきたため不安材料は少ない。またFC岐阜やVファーレン長崎に期限付き移籍していた宮本航汰が復帰した。 トップ下のポジションは本職のドゥトラが不動で攻撃の中枢を担うだろう。左サイドがベースの西澤健太もトップ下起用が可能であったり、ファジアーノ岡山から復帰した西村恭史ら陣容は充分だ。インテンシティが求められるポジションで攻守に連動した動きが求められる 。

FW

 サイド攻撃を重視するサッカーに昨シーズン両翼を担った金子翔太と西澤健太が軸になりそうだ。また技巧派の滝裕太や突破力と強烈な一撃も持ち合わせる平墳迅もキャンプから精力的にアピールし若手の台頭は早く進むはずだ。
 絶対エースのドウグラスがヴィッセル神戸に移籍した。得点源のCFに大分トリニータから後藤優介やタイ代表のティーラシンを獲得した。ティーラシンは2年ぶりにJリーグに戻ってきた。チョン・テセやパリ五輪世代の栗原イブラヒムジュニアらベテランから若手まで揃い選手層は厚い。

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