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サンフレッチェ広島/城福体制3年目、世代交代に成功して狙う次の目標

サンフレッチェ広島/城福体制3年目、世代交代に成功して狙う次の目標

 昨シーズンは主力の選手が若返り同時に競争力が増した。MF稲垣祥の名古屋グランパス移籍以外、主力選手が残留し、既存戦力のバージョンアップを目指す。継続が1つの目標になりそうで、若手選手の活躍は去年以上に求めたいところ。若手だけでなく青山敏弘や柏好文を筆頭に一時代を築いた選手も控えていて相互作用すればトップ3も見えてくるだろう。

書き手:Y.K 編集:佐藤祐一

GK・DF

 U-23日本代表のGK大迫敬介やDF荒木隼人が大卒ルーキーながら替えの効かない選手に成長したことは中長期的に考えて大きい。町田ゼルビアから期限付き移籍復帰する増田卓也や林卓人、廣永遼太郎を合わせ陣容は充実している。
 佐々木翔、荒木、野上結貴のセンターバック3枚は盤石でDFラインは牙城を崩す難易度は高い。水本裕貴は移籍したが、大宮アルディージャから櫛引一紀を獲得したことで、最低限のサブメンバー補充にも成功した。

MF

 川辺駿や松本泰志、今シーズンから10番を付けることになった森島司ら若手選手が犇き、競争力は激しい。不動の青山敏弘は昨年開幕時に負傷離脱で離れていたが、今年はスタートから稼働できそうだ。期限付き移籍を延長したハイネルや昨年チーム得点王の柏好文は攻守の要とも言って良い存在感を発揮しており、ここに水戸ホーリーホックから浅野雄也を獲得、ジェフユナイテッド千葉から茶島雄介が復帰した。複数ポジションをこなせる選手が多いため、オプションが増えている。

FW

レアンドロ・ペレイラの期限付き移籍延長で戦力ダウン回避に成功した。さらに同じく松本山雅FCからドリブルの突破力や得点感覚に優れる永井龍やブラジルからエゼキエウを獲得できたことでアタッカーの層が増した。既存戦力のドウグラス・ヴィエイラや野津田岳人を合わせてポジション争いは日々のトレーニングが重要になってくる。ドウグラス・ヴィエイラは前からプレスを掛けられる献身性があり、他のアタッカーとは異なる特徴だ。

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