弊社でYouTubeチャンネル『MILKサッカーアカデミー東京校』を開設!

ベガルタ仙台/上積みの補強と新監督招聘で目指すアグレッシブなスタイル

ベガルタ仙台/上積みの補強と新監督招聘で目指すアグレッシブなスタイル

 長年クラブに携わった渡邊晋氏が退任し、新しい指揮官にモンテディオ山形から木山隆之氏を招聘した。歴任したクラブでは堅守を軸にしたショートカウンターが売りだったが、仙台では攻守に連動したアグレッシブなサッカーを志向する。山形では3バックをベースにしていたが、今季は4バック布陣でキャンプを始動した。永戸勝也、大岩一貴、梁勇基とクラブを代表する選手が移籍してしまったが、多くのメンバー残留に成功した。さらに新戦力の選手は即戦力クラスが多く、新外国人選手は自分の武器を持った選手の集まりで日本の環境に慣れて早期に結果を出すことができればチーム力アップに繋がるだろう。

書き手:Y.K 編集:佐藤祐一

GK・DF

 昨夏加入したヤクブ・スウォビィクの活躍は昨シーズン以上に期待される。ベガルタ仙台ユースから昇格した小畑裕馬やイ・ユノと若手のGKも揃えている。
 昨シーズンサイドバックながら10アシストを記録した永戸勝也や主将の大岩一貴が移籍した。左サイドバックにボタフォゴ(ブラジル1部)からパラ、右サイドバックに水戸ホーリーホックから浜崎拓磨を獲得し、常田克人をCBからコンバートしたものの、全体的なフィットに時間を要しており、両サイドバックをこなせる柳貴博をFC東京から開幕直前での獲得に成功した。昨年山形で共闘した関係性であることからも、戦術浸透度で計算の立つ柳の獲得は大きい。今シーズン主将を託されたシマオ・マテと平岡康裕のCBコンビは替えの効かない存在で、堅守が売りの木山サッカーで土台を築きたい。

MF

 昨年末にサガン鳥栖から獲得し話題となったイサック・クエンカだが、全治半年の怪我を負ってしまう。しかし、運動量豊富な関口訓充や兵藤慎剛、道渕諒平の既存戦力に加えて、期限付き移籍から復帰する佐々木匠を含め競争は熾烈だ。
 松下佳貴や椎橋慧也が筆頭のボランチのポジションに、サンフレッチェ広島吉野恭平が加入した。吉野はボランチだけでなくセンターバックも器用に熟せるユーティリティ性を持つ。ベテランの富田晋伍やパスセンスが光る中原彰吾を揃え競争は激しい。

FW

 ハモンロペスや阿部拓馬、石原直樹が移籍し、抜本改善に図った。川崎フロンターレから赤崎秀平、ギマランイス(ポルトガル1部)からアレクサンドレ・ゲデスを獲得。ゲデスと長沢駿がプレシーズン期間に負傷離脱し、序盤戦を欠場することから、急遽セレッソ大阪から東京世代の山田寛人を獲得した。万能型ストライカー赤崎秀平が、杜の都で覚醒できるかが大きな鍵となる。

未分類カテゴリの最新記事