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ガンバ大阪/GAMBA ISM 真価の年、強いガンバ復活へ

ガンバ大阪/GAMBA ISM 真価の年、強いガンバ復活へ

  昨シーズン途中に3バックに布陣を変更したり、夏の移籍市場でメンバーがガラッと変わるなど、2019年は激動の年となった。攻守の要である三浦弦太と小野瀬康介の流出を回避して戦力のベースは維持された。移籍市場序盤は強化ポイントの補強が難航したが、各ラインに実力者が加わった。守備意識の高さを今年初めから追い求めて、キャンプから実践したようだ。昨シーズン序盤は失点が連続し、途中まではそれに尾を引くように残留争いを2シーズン連続で戦ってしまった。その課題を改善し、今シーズンは序盤戦から崩れることなく本来位置すべきガンバ大阪のいる上位に食い込み優勝争いを目指したい。また若手選手のレンタル移籍が多く、各所へ移籍させ、戦力として計算できる選手として戻ってくれば、来シーズン以降の積み上げとして好循環が期待できる。

書き手:Y.K 編集:佐藤祐一

GK・DF

 成長著しい林瑞輝と谷晃生には出場機会を与えることを優先し、期限付き移籍で成長を促すことにしたようだ。東口順昭以外の陣容が総取っ替えになり、実力者の一森純と石川慧、更に柏レイソルから期限付き移籍で猿田遥己を迎えた。
 強化ポイントの1つで複数選手の獲得の交渉が決裂した関係から、甲府と磐田で3バックの実戦経験がある新里亮、更にトゥールーズ(フランス・リーグアン)から昌子源を獲得した。サプライズ補強となった昌子源だが、負傷を抱えたままの合流となっているため、100%のパフォーマンスに戻るには時間がかかるかもしれない。鹿島アントラーズで8年、ロシアW杯やフランスの経験を“古巣”であるクラブに還元し再び日本代表に返り咲けるか楽しみで仕方ない。
 既存戦力の菅沼駿哉がキャンプ中に負傷し痛手となってしまった。中堅やベテランが中心となる陣容で、昨年U‐23チームでキャプテンマークを巻いた20歳の松田陸の台頭に期待したい。

MF

 小野瀬康介が横浜F・マリノスからのオファーを断り生命線の右サイドの立て直しは回避した。高尾瑠や福田湧矢は昨年成長を遂げたサイドアタッカーで、今シーズンに懸ける思いは強い。小野瀬がCFで試されるオプションが加わり、藤春廣輝を含め、両サイドバックの争いは過熱するだろう。
 新体制発表時点で補強選手の中で注目が集まったのは小野裕二だ。本来は攻撃的なサイドアタッカーだったが、ガンバ大阪移籍後はインサイドハーフに挑戦しプレーの幅を広げている。昨シーズンからの主力組である井手口陽介、矢島慎也、倉田秋、遠藤保仁は昨シーズン途中から積み上げた連携のもと今年は万全に機能する可能性が高い。

FW

 キャンプでコンディションの良さを発揮した宇佐美貴史は、公式戦でシーズン初ゴールを早い時期に決めて、序盤戦から量産態勢を見せてほしい。得点力アップには彼のゴールに絡む活躍が不可欠だ。先述の通り、小野瀬康介はキャンプ最終日にCFを実践。技巧派のアデミウソンや空中戦に強い渡邉千真やパトリックが揃い争いは激しい。 若手有望株の出世背番号の38番は飛び級でトップ昇格した唐山翔自が背負うことになった。既にJ3で出場機会も得てハットトリックも達成済み。U‐17W杯にも選出され先代の中村敬斗と同じ成長曲線を描いていて次に狙うはJ1デビューとゴールだ。

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